身体操作知性とは?!
前回2023年に向けてと題して、
今年行おうとしていることを列挙しました。
その中に「身体操作知性(身体運動IQ)という考え方」
という項目がありました。
今日は、この「身体操作知性」とはなんぞや?
について書こうと思います。
1.身体操作について
身体を動かす、あるいは 身体が動いていることを
身体運動と言います。
そして私たちの日常生活では必ず身体が動いています。
日常的に身体運動が存在するわけです。
でも身体を動かしていないときもあるのでは?
という疑問が生じるかもしれませんね。
例えば、夜寝ている時などです。
しかし私たちは無意識に寝返りなどの身体運動を
日々行っています。
たとえ動かない場合でも、生きている以上呼吸をしています。
呼吸をしていると肋骨を含む胸郭が定期的に動いています。
そもそも心臓は常に拍動していますし、
腸などやその他の器官もその動きを止めてはいないでしょう。
つまり、生きている限りなんらかの身体運動を伴います。
生きる=身体運動 と言ってもいいかもしれません。
ですから、運動(身体の)はちょっと苦手で・・・と言ったところで、
誰しも身体運動から逃れることはできないのです。
さてそこで、
身体の動きをもうちょっと別の観点から見ていきましょう。
身体は周りの環境との相互作用で、
生きるためになんらかの活動を行います。
その基盤として身体運動が存在しています。
(むかしむかしでは、食べ物を獲得するために
獲物を狩猟したり、木の実などを採集したり、
作物を植えて刈り取ったりします。)
ある目的や意図を持ってヒトが身体を動かすとき、
その動きを行為と呼んだり作業と呼んだりします。
いずれにしてもそこには身体の意図的な操作が必要となります。
ある目的を達成するために身体をどう動かしたら可能か?
あるいはより効率が良いか?などを考えながら、
身体の動きを操作/操縦するわけですね。
ここまでで、身体操作の話は終えて、
次回に「身体操作知性」について書こうと思います。
補足:無目的、無意識の動作にも目的性、意図性は存在します。
例)とても熱い鍋などに手が触れると、
アチッ!と瞬間的に手を引っ込めます。
これは身(体)をある侵害(刺激)から守るため(目的)に、
発する反射的な動きです。
このように広い意味での目的性が存在しています。
ただし、なんらかの病的な状態において、
脳の一部の制御機構がうまく働かない状態では、
不随意的な(意図しない)身体運動が起こる場合があります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた次回に。

Comments