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  • 執筆者の写真朝野裕一

なでしこ残念!

試合に勝って勝負に負けるとはよく言いますが、まさにそんな感じの

一戦でした。

ワールドカップ女子サッカー2019、ラウンド16での対オランダ戦。

前半のはじめこそ相手の迫力に押された感のある試合でしたが、

前半の後半そして後半を通して、終始主導権を握っていたのは

日本の方でした。

ただ嫌な予感があったのは、押している時に決めきれないと後でその

しっぺ返しではありませんが、反発を食らうということは、サッカーに

限らず、全てのスポーツ競技に言えることなので、ここで決めないと

まずいかも?とは思っていました。

とても残念ながら、結果その通りになってしまいました。

一方で、

VAR(Video Assistant Referee)の導入に関しては賛否両論が残る大会

だなと思いました。

どこまでをVARに頼るか?現役レフリーにとってもとても難しい選択だ

と思います。

ともあれ、

日本の出来以上に、世界のサッカー特にヨーロッパを中心にした進歩は

目を見張るものがあって、日本が進化する以上に世界が進んできている

とも言えると思います。

事実ベスト8に残ったチームのうち7チームがヨーロッパの国です。

これからこの進歩の基盤となる各国での女子サッカー・リーグの発展が

その国のサッカー文化を育み強い国になっていくのだと感じます。

そういう意味では、

日本の中での女子サッカー・リーグへの支援や応援が必要になるだろう

と思います。

ヨーロッパに抗して未だ世界1になっているアメリカでの女子サッカー

人気は盤石ですし、ヨーロッパの男子チームはこぞって女子サッカー

にも力を入れ始めていることからすると、日本も女子の選手がもっと

もっと注目を受け、日本の中での女子サッカー熱が高まらないと、

世界特にヨーロッパの近年のサッカー・リーグの充実度から遅れを

取ってしまう可能性は否定できません。

そんな中、

いち早くヨーロッパのリヨン(フランスのチーム)で活躍している熊谷

選手のような、海外での活躍も、男子がそうであるように望まれること

でしょう。

日本リーグで活躍しながら海外のトップ・リーグへの移籍を狙い、

サッカーで生活ができる待遇になることが、日本女子サッカーのこれか

らの課題ではないかと、素人ながら思います。

男子と違って、一度世界トップになっているので、続く女子サッカーの

日本での位置付けは、結構他国以上に難しいマネージメントを必要と

するのかもしれません。

選手にかかるプレッシャーも男子以上でしょうし、実際この戦い

(オランダ戦)後の選手のインタビューを見ていると、悔しさとともに

先輩が成し遂げた偉業の大きさに、申し訳ないと思う気持ちがにじみ

出ていて、もっと伸び伸びと力を発揮できるように、選手を応援して

いきたいなと思いました。

とにかく、

今回初めて大会のほとんどの試合を観ていますが、女子サッカーの

レベルの進歩と、試合自体の面白さを強く感じます。

来年のオリンピックも大変なプレッシャーを選手は感じるだろうなと

思いながら、これからも彼女たちへの応援をしていきたいなと感じた

今日の試合でした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また次回に。

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