立位作業を長く取るときに行っておくべき運動
立位で様々な作業(物を持ち運んだり、持ち上げたり、立ったままでの
手作業など)を取るときに気をつけておくべきことのお話です。
わかりやすくするためにポイントは二つにしぼりました。
一つは、
どうしても前かがみの姿勢になりやすいこと。
もう一つは、
身体を回すことが少なくなること。
前かがみになる時間が長い人の場合は、
逆の動き、すなわち反り返りの運動をどこかで必ず取り入れることです
作業全体が終わった後でも構わないのですが、あまりに長時間だと
すんなり反り返ることが難しくなるので、途中で休息的に取り入れる
ことをお勧めします。
簡単に言うと、
上の図の右側の動きです。
ポイントは、
骨盤の上の部分を両手で押さえてそこから上だけを反らす感覚です。
こんな感じです↓
家でもっとやりたい方は、
このような方法もあります↓
※腰痛や足のしびれなどで医療機関にかかっている方はむやみに行わず
主治医の指示に従ってください。
要は前かがみの姿勢を長時間取っていたので、その反対の動きをできる
範囲で行いましょうということです
なのでこのくらい(↓下の写真)でも構いません。
もう一つのポイントである身体のひねりですが、それは座位姿勢の時
同様の運動でも構わないし、
家で行うならばこのような方法もあります↓
これも、
無理やり動かない範囲を力んで(力を入れて)行わないでください。
ストレッチ効果が得られないので、できるだけリラックスして動く範囲
までにし、できれば数秒間その姿勢を保つようにしてください。
実はもう一つ先ほど言わなかったポイントがあります。
それは身体を横に倒す運動=側屈といいます。
これも普段あんまり意識して行うことがない動きだと思います↓
これに身体の回旋を加えるとこうなります↓
このような運動もいいと思います。
最後にちょっとオマケです。
腰の奥深くの背骨を伸ばす役割の筋肉を刺激してみましょう。
立って行う(壁に向かって立つと安定してやりやすいです)のが、
下↓のような運動です。
右手と左脚、左手と右脚を交互に、手は壁から離して、脚は後ろに
少し伸ばすような運動です。
これによって腰椎を伸展位に保つ筋肉の萎縮を防ぐことを目指します。
まだまだたくさんあるのですが、
まずは、
最初に挙げた、立って腰に手を当てて反り返る運動からでも始めて
みましょう!
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。