しなやかな日常生活動作とは?
- 朝野裕一
- 2019年5月11日
- 読了時間: 2分
Podcast番組
ここのところ話題にしている、
「イチローさんから学ぶしなやかな動作とは?」では、力強さの前に
しなやかに動くことが、身体にとって負担をかけずに長持ちしつつ効率
の良い動きを行えるという仮定の元に色々話をしています。
日常生活における様々な動作について、イチロー元選手から学ぶところ
は多いと考えています。
例えば、
番組内でも例に出している洗濯物を干す動作。
衣服を上にある物干しロープや竿(さお、今時あるのかな?)に掛ける
動作です。
これは肩関節を使って腕を上に上げる動きが主なのですが、結果的に
何が必要かといえば、
以下の二つのことです。
○手の位置が目的とする動作の位置に届き、そこに保持できる。
○その間に身体を安定して保持できる/バランスを保つことができる。
手の位置を決めるのは肩甲帯の安定と肩関節の可動域です。
身体の安定は体幹と下肢の固定としての働きと荷重を支える働きです。
手の位置を決めるには色々なやり方・軌道があると思います。
一通りではありません。
それが自由度です。
3次元空間上で、自由に手の位置を定めることができれば、物干し動作
はいとも簡単にできる、ということになります。
そのためには、肩関節(といっても複数あるのですが)の可動域だけで
はなく、脊柱の特に胸椎の回旋などの動きが必要です。
同時に、その可動域を楽に・スムーズに動かすことができる可動性が
必要です。
それがしなやかさと言えるでしょう。
すなわち、
しなやかさ=動きの自由度ということになります。
動きの自由度を決める要素として広い可動域とその範囲を自由に動かす
ことのできる、可動性(=柔軟性といってもいいかもしれません)が
あるということです。
可動範囲を動かすには、筋肉の収縮が必要でそれを行うためには神経系
の働きが必要です。
でもそれは、力を強くする意味での筋力とは異なります。
日常生活動作の中には、
重いものを持ち上げるとか、非常に素早い動きを必要とするというわけ
では必ずしもありません。
ですから、
イチロー元選手の言うところの柔らかい・しなやかな動きがむしろ必要
だろうということです。
それが、
一見関係のないようなトップ・アスリートとしてのイチローさんから、
我々一般ピープルが学ぶところが多いと言う理由です。
この話はまた折々続けていこうと思っています。
今日はこのくらいにします。

読んでいただき、ありがとうございました。また明日。