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朝野裕一

地球外生命体の身体構造は?2

地球では大気と水(海など)が存在し、1Gという重力の元で多くの

生物は活動しています。

地球以外の惑星や衛星などでは、環境条件が全く地球と異なります。

当然、そこで活動する生物の形状・構造や機能は、地球上生物と異なっ

ていても不思議ではありません。

実際、

多くの雲や霧に覆われている惑星などでは、視覚的なセンサーはあまり

意味がないので、目がない生物の存在を仮定している研究者もいます。

しかし一方では、

視覚的情報を含むセンサー=感覚器官と外に何らかの力を及ぼす効果器

=アクチュエイターを持って移動手段を有する機能はどの環境でも必要

とされるものではないか、

と考えると意外と地球の人類に似た体の構造を持つ生物がいても不思議

ではないという考え方もあります。

要するに、

二つの目と音や匂いを感ずる耳や鼻のような器官、何らかの作業を行う

器官を使いやすいようにするための直立位など、人類に近似した身体

構造を想定するということです。

二つの目は奥行きを捉えるにはとても有用ですし、環境が全く異なる

にも関わらず同じような器官を発達させている別の生物も存在すること

から、このようなあながち希望だけではなく十分想定できます。

事実、

タコはヒトと全く異なる環境化で進化をしてきた生物ですが、その目の

構造と機能は、ヒトのものととても似ていることが分かっています。

センサーとアクチュエイターを持つ、そして何らかの作業を行うために

アクチュエイターを動かし、移動する。そういう意味では形状は異なれ

ど、機能は同じ目的で存在すると考えられます。

広い範疇では同じような、我々にも理解できる;何でこんな器官が存在

しているの?といったことは無い;構造と機能なのかもしれません。

果たしてどっちが正しいのか?どちらもあるのか?地球外生命体を実際

に確認できない限りその結果は分かりません。

でも現在の人を含む様々な生物・動物の身体構造や機能を再度理解する

ためには、こういう想像もあながち意味のないことではないでしょう。

まぁ、

最終的にはデジタル信号に集約された情報処理機能だけを持つ有機物で

すらない無機物に進化する、という極め付けの想像もあるようです。

その話はまた別の機会に。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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