コアってどうして大事?
- 朝野裕一
- 2018年12月18日
- 読了時間: 2分
コア=核と訳せば、大事なことは明白かもしれません。
身体についても、
コアの大事さがここのところ色々な場面で謳われています。
身体におけるコアとはまさしく体幹部分、骨盤や股関節、肩甲帯なども
含む身体の中心部分を指します。
なぜ大事なのでしょう?
下部体幹(腰椎、骨盤と股関節を含む部分とします)には身体の質量の
中心である重心が位置しており、
ヒトが動くあるいは姿勢を保つ場合に、重心のコントロールが重要に
なってきます。
動くためには重心を移動させなければなりませんし、姿勢を保持する
には重心を一定の位置に保つことが必要です。
何れにしても、重心が位置するコアが安定してコントロールされるため
の筋力などが重要になってくるというわけです。
さらに一定の姿勢を保ちながらも手足を自由に動かすとなれば、重心が
ぶれていてはできません。
末端の四肢(上下肢)を自由に動かすために、体幹部分が安定を保つ
必要があります。
そうでないと、末端部分での必要以上の緊張が増してしまい、自由な
運動が損なわれてしまいます。
静的な安定度が必要なわけですね。
一方で動きながらの様々な動作は、重心の位置を変えていくことになり
それでもある動作を遂行させるために、コアの部分自体の自由な動きが
求められます。
動的な安定性です。
静的・動的安定性=バランス能力といってもいいでしょう、が確保され
て初めて、我々は自由な動きができることになります。
日常生活から各種のスポーツ動作まで、赤ちゃんから青年、高齢者に
至るまで、各々のレベルや目的に応じたコアの働きが必要になります。
関係ない人はいないわけですね。
だからこそコアが重要だ!と言われているのです。
ただ言われているから重要なのかなぁ?というのではなく、何のための
運動なのか?よく知った上で、色々なレベルでの運動練習を行うことが
必要だと思います。
明日から、
その目的をよく考えてみて運動(練習)を始めることをお勧めします。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。