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朝野裕一

動くことへの動機付け

日々の生活に運動を取り入れようとしているが、中々現実的にどう

したら良いのか迷っている方々へ。

もう一歩運動習慣までの動機付けが難しい方が多いと考えています。

動機付けって簡単に言うけれど、動機を付けていこうと思う時点で、

結構ハードルは高く感じられます。

何か気がついたら動いていた、と言うのが理想的な状態でしょう。

その気がついたらという何か、こそが動機の素なのだろうと思います。

一方で人間が生きて生活をしているだけでも、特別なことはしなくて

も何らかの活動=行動は起こしているます。

そのことにあまりピンとくる方は多くないのでしょう。

機会さえあればそんなことを投げかけてみるものの、私自身のプレゼン

能力の乏しさからか、ぽかんとした表情が返ってくることが多いなぁと

思っています。

生活=動く=何らかの運動はすでにしていますよ。では、その運動を

もう一度どのようにやっているのか振り返ってみるのが生活と運動を

より密接に感じ取ることのできる第一歩でしょう、などと話しても

ポカ〜んとなりますね・・・

動機付けは意外と身近な自分の足元にある、という言い方に変えて

みましょう。

何か特別、そうですねあまり興味がないようなことを始めて、何とか

動機付けのきっかけにと考えることはあまり有効ではないでしょう。

当たり前ですね、あまり興味が持てないわけですから。

以前書いたように、

読書が趣味だとすれば、自然と本屋さんや図書館へ足を運ぶでしょう。

そんなどうしてもしないと気持ちが悪いこととか、何はともあれやって

しまうこと、どんなに忙しくてもこれだけは欠かせない、気がついたら

やっていた、などのことがあれば十分に動くきっかけになるでしょう。

要は、現在の自分の興味や生活の中で占める(時間の長短では必ずしも

測れません)大事なこと。

これが身体を動かすことと、どう連携しているのか?各々で思い返して

みることをお勧めします。

それが見つけられればその時にもっとこういう風な動きの方がいいの

だろうか?とか、もっと気持ちよく動くには?と考えてみましょう。

あるいは、

これをしている時にはこの姿勢がいいなとか、

例えばお茶の作法を勉強している方がいるとしましょう。

〇〇道がつくものは必ずその作法としての行為、何らかの決められた

動きを要します。

それをよりスムーズに行うためには身体の動きを考える必要が

出てきます。

すると今の自分の体の動きに関する要素の何が欠けているのか?

何がうまくできる原因なのか?

運動が決して好きではない方でもそういうことを考える場面があると

思います。

こうなればしめたもの、もう一歩その辺を踏み込んでみましょう。

どんな情報を探ればいいのか?などを含めた身体運動に関する

リテラシーを得られるチャンスです

このお話の肝は、自分の状態(何が好きか?普段どんな生活をして

いるか?身体の特徴はどうか?など)を知ることから全ては始まる、

ということです。

もう一つの重要な要素として、自分が何を目指しているのか?

何がしたいのか?どうなりたいのか?といったイメージを明確に

(すぐに達成できるものでなくても構わないと思います)抱くことが

できるか?ということです。

11月に札幌生涯学習センター主催で開催される「ご近所先生企画講座

では、その辺のことも踏まえた上で、自分なりのエクササイズの

ナビゲーション・マップづくりをしてみようと思っています。

また

講座の途中や終了後にも、この場を借りて色々ご報告させていただこう

と思っています。

お楽しみにしてください。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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