top of page
  • 朝野裕一

改めて肩甲骨を考える

肩関節は狭い意味では肩甲骨と上腕骨(腕の骨)の間の肩甲上腕関節の

ことを指しています。

そしてその肩関節は球関節といって、あらゆる方向に動く可動範囲の

大きな関節です。

同じような球関節に股関節があります。いずれも手や足の位置を色々な

方向に置くために、そのような構造をしているわけですが、

肩と股関節の違いは何かといえば、

肩関節の土台である肩甲骨は、股関節の土台である骨盤よりも大きな

動きを持っていることです。

土台自体が大きく動く。

これはなかなか厄介なものでもあります。

なぜかといえば、肩甲骨の位置次第でいわゆる肩関節の動きが、

スムーズにもなり、また逆に不具合を起こす場合もあるからです。

肩甲骨と上腕骨はある範囲では一定の比率で動くと言われています。

上腕が2動けば肩甲骨が1動くという、肩甲上腕リズムというものが

あって、それが肩の動きをスムーズにさせています。

さらに、肩甲骨の位置は姿勢の影響を受けます。

猫背になると肩甲骨同士が離れた位置に移動してしまい、その姿勢では

十分なバンザイはできません。

肩甲骨を大きく離れずに引き寄せておくためには、胸椎を進展させ、

骨盤を起こし、胸を張る姿勢をとる必要があります。

結局肩甲骨を正しい位置に置くために、墓の様々な部位の動きを伴う

ことになります。

そういう意味でなかなか厄介なものということになります。

でも、反対に肩甲骨の位置と動きを正しくた弟すると、姿勢を正し、

腰の位置を修正しと、いろんな部分にも好影響を与えるということ。

肩といえば肩甲上腕関節、さらにいえば究極は肩甲骨といってもいい

でしょう。

肩甲骨は鎖骨とも関節を作り、その鎖骨は胸骨と連結されており、

胸郭の動きに文字通り?間接的に関わってもいます。

腕の動きに関わらず多くの動きに関与する肩甲骨。

厄介者扱いせずにしっかりとケアする価値がありそうですね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

閲覧数:7回0件のコメント
bottom of page