動かす感覚を確かめよう!:その4〜肩甲骨を寄せる時
- 朝野裕一
- 2018年7月30日
- 読了時間: 2分
姿勢を正す時に行う動きの一つに“肩甲骨を引き寄せる”がありました。
今日はそのお話を。
肩甲骨を引き寄せようとすると多くの人は、肘を後ろに強く引こうと
します。
もちろんその動きによって肩甲骨は互いに引き寄せられるのですが、
一つ、二つ問題が残ります。
それは、
肘を後ろに引き過ぎるということです。そんなに強く引かなくても、
肩甲骨自体を引き寄せることは可能です。
そしてそれと同時に、肩甲骨だけを引き寄せようとする動きを覚える
ことができなくなります。
肩甲骨の引き寄せと肘を後ろに引く、この二つの動きがセットになって
単独で行う感覚が身につきません。
別にそれで構わないだろう、という意見が出てきそうですがそうでも
ありません。
肩甲骨をしっかり引き寄せているつもりで、肘を後ろに引き過ぎて、
肩関節の前側にストレスをかけてしまう、という可能性が出てきます。
場合によっては、肩の前方に痛みを生じることもあるかもしれません。
実は肩甲骨を寄せるだけで、上腕骨は自然とある程度後ろに引っ張られ
ていきます。
肩甲骨に肩(甲上腕)関節として上腕(二の腕の骨)が連結している
からです。
なので、腕(肘)を後ろに引くと肩甲骨も内側によるのですが、
それではいつまでたっても肩甲骨自体の動きを体得(体感)することが
できません。
ここで、肩甲骨自体を動かす感覚を体得する必要ってあるの?という
疑問が生じるでしょう。
肩甲骨はいわゆる肩(肩甲上腕)関節の土台ですから、何かとこの骨の
動きを体得していると便利です。
便利というか必要だと思います。

腕を挙げる=肩関節の挙上(屈曲や外転)においても、肩甲骨の動きは
重要ですし、昨日書いたように姿勢を正す(背中を真っ直ぐにするとか
胸を張るなど)場合にも必要になってくる動きです。
その際に、とにかく腕を後ろに引っ張ればいいんだ、と思っていると
思ったほど肩甲骨が動いていなかったり、肩の前面を傷めたりなど、
必要な動きが行えなかったり、不必要なことが起きてしまうかも
しれません。
そしてもう一つこの動き(肩甲骨を引き寄せる)を行うには、骨盤が
起きていなければなりません。
骨盤が後ろに倒れて腰と背中が丸まっていると肩甲骨が自然と外側に
位置してしまうからです。
その辺のところは、明日もう一度確かめてみたいと思います。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。