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  • 朝野裕一

人生100年時代の動き方

歳をとるに従い、身体の変化が起きてきます。

特に重要な変化が、

炎症性のサイトカインという物質の産生が増えてくることです。

その結果慢性的な炎症状態が起き、

これが、

糖尿病や血管の硬化(動脈硬化)、心臓疾患などの原因になる

と言われています。

そして、

このような変化に与える遺伝的な要因は、全体の25%と言われており

他の要因=環境要因の方が大きな影響を与えているということです。

つまり、

生活環境・習慣などを考慮することで、加齢に伴う身体の変化を

ある程度防ぐことが可能であることを示唆しています。

それが、

食事・睡眠・身体活動・心の持ち方です。

さて、

先ほど述べた炎症性サイトカイン(一種のタンパク質)の産生を防ぐ

ことはできるのでしょうか?

ここに血流(特に微小血管の血流=微小循環)が関与してきます。

歳をとるに伴い様々な老廃物が増え、その排斥能力も落ちてくると

予想されますが、この老廃物などは炎症性サイトカインの産生と関係が

あります。

そこで、

老廃物を回収できれば、炎症性サイトカインの産生を防ぐ手立ての一つ

になると考えられています。

微小循環によってこの老廃物の回収が可能になるということです。

では、

微小循環を活発にするには?

ここで身体運動/活動が必要になってきます。

どの程度のどのような運動/活動か?

ざっくりと言えば、

日常生活の中で動くこと、ということになります。

代表的には歩行がありますし、

それ以外にも日常生活の中でどう身体を動かすかは、1月29日のブログ

どのくらい歩けば・動けばいいの?」で書いた通りです。

いかに日常での活動が重要か、理解していただければいいなと思います

このような活動を続けていると、末梢の循環機構が維持され、

結果的に年を取っても元気なオジィちゃんオバァちゃんの誕生という

ことになります。

※もちろん、

身体運動はあくまでも一つの要素であるとお断りしておきます※

みなさんの身近にも、

こういう元気な高齢者の方を見かけるのではないでしょうか?

その方々が日頃どのような生活をしているか、聞いて/観察してみる

といいかもしれませんね。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

★参考記事:NHKスペシャルより

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