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  • 朝野裕一

ダンスのステップとボクシング

Journey to the Exercise World : Vol.3 の解説編、肩こりの原因と

対策の根拠について書こうと思っていましたが、その前の

で挙げた、ロマチェンコ対リゴンドー戦を観て感じるところがあった

ので、そちらを先に書きたいと思います。

結果は、大方の予想をはるかに上回って、ロマチェンコの圧倒的な

テクニックの勝利でした。

1Rで完全に見切ったロマチェンコが、2R以降リゴンドーの手が出る

隙を与えずに動き回り、かつ素早いパンチを徐々に強く叩き込んで

いました。

試合後のインタビューでは、リゴンドー自身が2Rで拳を傷めて、

試合続行を断念(6R終了後、ロマチェンコのTKO勝ち)したと

言ってました。

※ちょうど左の手の小さな骨の一つ(舟状骨)のあたりを

指していました※

本当のところは本人にしかわかりませんが、拳を傷めていようがいまい

が、2Rでもう敵わないと感じたのではないだろうか、と思います。

そのくらい、ロマチェンコがスーパーだったということでしょう。

今回何に感じるところがあったかというと、放送中にアナウンサーの方

が紹介していたエピソードです。

ロマチェンコは実は子どもの頃、ダンスを習っていたということです。

そして、ボクシングをしたいとダンスの先生に言ったら、ボクシング

でも、必ずこのダンスのステップがタメになる、と言ってくれたと。

確かに、相手のリゴンドーも素晴らしいテクニシャンなのですが、

それは前後の動きの出し入れの早さと、瞬時に繰り出すパンチの正確さ

と強さにあります。

一方のロマチェンコは、

何と言ってもそのステップの早さと細かさに、他のボクサーにはない

凄さがあります。

これがダンスで鍛えられたステップだったのか!と聞かされて納得が

いったわけです。解説の浜田剛史さんもなるほどと合点がいくような

言葉を話されていました。

身体の運動はどこで功を奏するかわからないものです。

よくスポーツでも、色々な種目を、特に子どもの頃は行なっていた方が

良いと言われますが、まさにその通りで、一つの種目ばかりやっている

人より 、他にはない強みを持つことができるのかもしれません。

本当にロマチェンコの試合は、パンチを打った後の身体の位置を変える

細かいステップや身のこなしを観ているだけで、芸術的で感心します。

まるでフィギュアスケートの選手が氷の上を素早くステップするように

華麗に動いています。

これからどんなビッグマッチが待っているのか?考えただけで楽しみが

膨らみます。

今日は、肩こり解説編ではなくダンスとボクシングの関係を身体運動の

観点から観て感じたお話でした。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。

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