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朝野裕一

移動する人

ここまで主に歩く、走るなど移動を主としたヒトの動きの仕組みの一端

をお話ししてきました。

ヒトは、

進化の過程で他の生物(動物)とは異なる 機能を獲得してきました。

最も大きな特徴は、二足直立位で立ち、歩いて移動する能力です。

二足直立歩行の獲得ですね。

それに伴い、

両手が使える、比較的(他の動物と比べて)重たい頭部をもつなどが

可能となり脳は発達していきます。

結果として、

道具の使用、言語の使用などが可能となり、文字その他の発明

人工物の構築などを行い、様々なコミュニケーション手段も獲得して

きました。

※文字や絵の使用によって、不特定多数の人へのコミュニケーションが可能となりました。

そしていまやインターネットの発明によりこうして世界中への発信が個人レベルで可能です。

どれだけの人が見ているかは?(ハテナ)ですが、webという大海に個人の記録を焼き付け

ることが可能(誰かに知らず知らず見られているとも言えますが)となっているのが

今の時代です。ラスコーの壁画を描いた人はどんな気持ちでその絵を描き残したのだろう?

としばし考えてしまいますね※

話が逸れましたが、

二足直立歩行は、主に下肢(骨盤から下の部分)で行います。

道具の使用は、主に上肢(肩から先の部分)で行います。

このような機能(役割)によって、ヒトの身体を上肢・下肢とその間の

体幹という三つの部分に分けて考えることが可能です。

そして、

それぞれの部位の構造があった上で機能(役割)が伴います。

例えば下肢の機能は、

また、

骨盤から上と下の二つに分けてみることもできるでしょう。

いわゆる上半身と下半身です。

これで言えば下半身(骨盤・腰椎、股関節・膝関節・足関節から足趾

まで)が、移動能力の機能を持っていると言えます。

それに対し、

上半身の部分は主に手を扱うために、機能しています。

今まで主に下半身の話(といっても下ネタではありませんよ)を

してきましたが、明日から少し上半身あるいは上肢の機能(役割)に

ついて考えていこうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。また明日。

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