関節の動く範囲〜肩の動き
日常生活における関節の動き(動く範囲の確保)の重要性について
書いています。
今日は、肩の動きについてです。
これまた、以前も何回かお話ししていましたね。
今回は、ちょっと視点を変えて、
日常生活の動きから振り返ってみようと思います。
特に物を上に持ち上げる。
たとえば、
上の棚にある食器を取り出す。洗濯物を干すために手を持ち上げる。
どうしても、
肩関節と言われる(複合)関節の動きを要します。もちろん高さに
よっては、背筋を伸ばす(背骨を進展させる)動きも伴いますが。
肩関節の構造の詳細については以前のブログなどを参照ください。
充分に手が挙上できれば特に問題はありませんが、肩関節の可動域制限
が生じると日常の手の挙上にも支障が出てきます。
また、
背中が丸まって伸びづらくなっても、同様に手が挙がりづらく
なります。それは肩甲骨の動きが制限されることから生じてきます。
肩が思うように挙がらないからといって無理に行おうとすると、
肩の周りについている筋肉(腱)が傷んでしまうことがあるので、
要注意です。
また、
無理に反り返ってバランスを崩す恐れも出てきますね(上図の左)。
日々肩に余計な負担をかけずに、その可動域を確保しておくことは、
思った以上に重要なことだということです。
そのためには、単に肩関節(肩甲上腕関節)を動かすだけではなく、
肩甲骨を意識した運動や背筋を伸ばした姿勢↓を取るように日々
注意することが大事でしょう。
肩関節は特に複雑な構造なので(色々な関節などが絡んでいるため)
単に腕(手)を挙げていればいいとは言えないかもしれませんね。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。また明日。